昨晩、吉川英治氏の三国志を読み終わりました。
ちょうど、切込隊長さんのブログでも触れられていますが、三国志の好きな武将ランキングというニュースが出ておりました。
本書を読む前まで、三国志は断片的にしか知らなかったため、諸葛亮はものすごい人だったのだと思っていました。このランキングでもすごい人気ですね。が、本当にそういう評価でいいのか??と考えてしまいました。とくに、劉備の死後です。
切込隊長さんの次のようなコメントにもかなり納得しました。
> あんなのが上司や株主でいたら下にいる奴らは胃に穴開くぞ。国力劣ってて人材もいなくて、それでいて戦争に打って出る軍国主義者だぞ、諸葛亮は。
著者の吉川英治氏も最後の篇外余録でも次のように触れていますね。
「『・・・真の大器量でないし、また、蜀にも忠ににてかえって忠にあらざるものである』という彼への論評などもないではなく、後世の史家は、そのほかにもいろいろ孔明の短所をかぞえあげているが、、・・・」
私が強く思ったのは、蜀では諸葛亮以外の年を経るごとに人材がどんどんいなくなっていったことに対応し、諸葛亮は人材を求めることは出来なかったのか(諸葛亮が三顧の礼をもって迎えられたように)、ということでした。
それであっても諸葛亮は超有能な参謀であることは間違いありませんね。諸葛亮の智謀は本当に恐ろしい。
私は、なんとなく吉川英治氏の三国志を選んでしまいましたが、他にも三国志はたくさんありますね。そのうち他の三国志にも手を伸ばしてみようかなと思っております。でも、どの本も長いんだよなー。
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