前防衛大臣、小池百合子氏の最新刊、「女子の本懐」を読ませていただきました。華やかなニュースキャスター出身の女性大臣、つまりタレント議員、そんなイメージの小池百合子氏でしたが、本書でがらりと変わりました。マスコミのイメージ操作に惑わされてはいけませんね。
民主党は、小池氏の選挙区に江端貴子氏を擁立することを決めたというニュースが先日でておりました。その際、江端氏は会見後の取材で、「劇場型政治の象徴」「実よりパフォーマンスで目立ってきた人という印象」とキツイ先制口撃を放った。と、(まるで当選したくないような)パフォーマンスを行ったようですね。このコメントは逆効果じゃないでしょうか。
江端氏は、MBA、マッキンゼー、東大准教授を渡り歩いたということで、とても優秀な方であることは間違いないと思います。ぜひ政治の世界でも頑張っていただきたいと思いますが、小池氏の研究もされた方がよろしいのではないでしょうか。民主党も、こうした希有な人材(と思われる方)を小池氏にぶつけるのではなく、もっと他にあてて、当選してもらって活躍してもらった方がよろしいと思うのですが。また選挙でワイドショーが盛り上がってしまいますね。
小池氏に話を戻します。小池氏は文藝春秋の一月号で「小沢一郎と小泉純一郎を斬る」という論文を寄稿しておりまして、小沢一郎氏の分析についてずいぶん的確なのではないか、と思い書店に並んでいた本書を手に取った次第です。
小池氏はカイロ大学ご出身ということで、英語のみならずアラビア語がペラペラ。国際会議でアラビア語で挨拶してしまいます。中東方面の方々は日本の大臣がアラビア語を話せるとなると親近感をもてますよね。これだけでもすばらしい。
そして、中東方面をはじめ世界中に人脈もすごい(らしい)。女性という政治の世界で少数派であることを逆に強みとして、どんどん人脈を作られていったようです。
そんなグローバルな人脈だけでなく、外国の方々に受けるユーモアなども交えながら会話できるのはなかなか真似できないでしょう。(本書に惑わされているかもしれませんが。だいたい本書も本人が書いたかどうかわかりませんし。)
それでは、長くなりますがまとめました。
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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
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