元レバノン大使の天木直人氏のブログが最近面白いです。
個人的な立場から言えば、天木氏のご意見には異論があるところもあります。
しかし、天木氏は「イラク戦争に反対し、勇退を迫られ、辞職した」という男気あふれる方というのは間違いなさそうです。そんな元エリート外交官の国際情勢分析が注目に値しないわけがありません!
本日のエントリーは、「佐藤優の的確な外務省批判」です。
<私が指摘したいのは週刊現代の取材に応じて答えている元外務省主任分析官佐藤優のコメントである。彼は言う。 「なぜ外務官僚がここまで乱れるか、ひと言でいえば勤務がヒマだからです・・・」 この言葉ほど的確な答えはない。私は佐藤優の言論のすべてに目を通しているわけではない。賛同できない意見もある。しかし彼の外務省批判は見事なまでに的確である。 私が外務省にいた時からそうであった。ほとんどの職員がヒマをもてあましているのだ。もちろん、残業と称して遅くまで大勢が仕事をしている。しかしどうでもいい事に無駄な時間を使っているのだ。>
おっとっと。「勤務がヒマだから」という元主任分析官の分析に、元キャリア外交官も激しく同意してしまっています(^^;)
外交は国家の基礎。外交次第で、戦争も起こるし、平和も続くと思います。ぜひ外交官の皆様に頑張っていただきたい。
起訴休職外務事務官の佐藤優氏の論説もネットで読めますので紹介しておきます。こちらも多面的な考え方に役立つかもしれません。
ラスプーチンと呼ばれた男 佐藤優の地球を斬る 眼光紙背
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