「人を育てる経営とは」
2007 / 07 / 13 ( Fri )
先週、「人を育てる経営とは」というテーマで東京大学大学院教授の高橋伸夫さんの講演を聞いてきました。

〜講演内容〜

日本で年功序列の会社はみたことがない。
日本企業の人事システムの本質は、給料で報いるシステムではなく、次の仕事の内容で報いるシステムだった。
日本企業の賃金制度は、動機づけのためというよりは、生活費を保障する観点から平均賃金カーブが設計されてきた。

不況のたびに能力主義的な人事制度のアイデアが出てくる。
その間違いを認めて欲しい。失敗を認めずに新しいモデルを導入しようとし、繰り返している。

人事考課が主観的だと自信がないが、客観評価だとブレが多くなる。
給料の差はモチベーションにつながるのだったら、行動科学もワークモチベーション論もリーダーシップ論も必要ない。
客観的というのは、無責任につながる。評価には責任が伴う。
F社では、5年連続目標達成したはずだったのに、5年たってみると売上が減っていた。

シンプルな評価がいちばんうれしい。
「士は己を知る者のために死す」

総人件費を抑制するなら、成果主義を導入するのではなく、社長が経営の責任を認め、ベースダウンをした方がいい。

成果の配分には賃金だけでなく投資もある。新しい投資先をみつけ、仕事を配分する必要がある。

若者を正社員として雇い、仕事を任せられる人に育てて欲しい。

若者に必要なのは、夢中になれる仕事であり、自分が成長しているという手ごたえであり、仕事の達成感である。

〜講演終わり〜

成果主義が良くないということはわかりましたが、もう少し演題の「人を育てる」にも重点をおいて話をして欲しかったです。


虚妄の成果主義―日本型年功制復活のススメ
虚妄の成果主義―日本型年功制復活のススメ高橋 伸夫

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